近年の宅建試験でも、たびたび見られるのが使用者責任に関する問題です。実生活でも、他人とのトラブルなどが当てはまるので、サラリーマンの方には特にイメージしやすいテーマです。しっかりポイントを抑えて、試験でも柔軟に対応できるようにしておきましょう。
不真正連帯債務
たとえ会社員の債務が時効で消滅しても、そのことで会社の債務は消滅しない。これを不真正連帯債務という
物件が関係して他人に損害を与えた場合
物件による事故の場合、使用者(借主)に過失があれば、借主だけが責任を負い、オーナー(貸主)は責任を追わない。そもそも、使用者がメインに賠償責任を追うものであり、オーナーはあくまで二次的な存在だからである。
ただし注意点として、オーナーには「無過失責任」があるので、結局は責任を追う立場になってしまうことが多い。