宅建試験ではよく「〇〇前・後の第三者に対抗できる」という形式で問題が出ますが、これにはいくつかのパターンがあるので、試験対策で重要な部分をしぼってまとめていきます。
詐欺の対抗要件
善意の第3者には×、悪意の第3者には○
脅迫の対抗要件
善意の第3者には○、悪意の第3者には○
虚偽表示(グル)の対抗要件
善意第3者には×、悪意第3者には○(配慮…)
虚偽表示では、直接的な利害がない人(賃借人など)には無効を主張できる。相手が無関係なのでデメリットにならないから
心裡留保(ウソ)の対抗要件
善意の第3者には○、悪意の第3者には×(無効)
錯誤(カン違い)の対抗要件
一般的に見て重大契約のみ取消しOK(日常の買い物などはNG)、善意第3者には×
錯誤による取消しがOKな例としては、「私が持っている骨董品は偽物だ!だから安く売る」などの根拠を表示している場合には取消OKになります。
そのためには、上記例のように「錯誤である理由の表示」が必要です。
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